フリーコピーの経済学―デジタル化とコンテンツビジネスの未来
新宅 純二郎,柳川 範之
人はなぜ形のないものを買うのか
野島 美保
引用する極意 引用される極意
林 紘一郎,名和 小太郎
デジタルコンテンツ法の最前線―発展するコンテンツビジネス
エンターテインメントロイヤーズネットワーク
世田谷区南烏山より。身のまわりのこと、書籍、グルメなどについて自身のmemoとして利用(不定期更新中)。
この逸話から宿澤はなにを部下に伝えたかったのか。
「偉いひとの前では、言いきらなければならない。ああでもない、こうでもない、と自身なさそうに言うと、信頼されない。形容詞は少なく、できるだけシンプルに答えるのがいいのだ。」
と宿澤は説明したという。言葉を濁したり、先に逃げを打ったりしてはならないと日ごろから宿澤は肝に銘じていたのであろう。部下にたいしても「きみたちも自信をもって断定的に言えるよう、仕事に精進してくれ」と暗に伝えたかったようである。
第一に、事業の成功・失敗はあくまでもビジネスというルールのある世界でのゲームで、それを絶対に人生には反映させないこと。
第二に、事業とは「失敗するのが普通、成功した凄いぞ」というある種「いい加減な」遊び感覚を心の底から持つこと。「成功するのが当たり前、失敗したら終わり」という「まじめ」発想を一掃しなければならない。
第三に、失敗したときに、「投資家や従業員や取引先といった関係者に迷惑がかかる」という考えを捨てること。皆、自己責任の原則で集まってきているのだと、自分勝手に思い込まなければならない。
この三つの知恵は、不運や失敗をしたたかに乗り切っていくための救命胴衣なのである。
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