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城山三郎「落日燃ゆ」

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    落日燃ゆ
    東京裁判で絞首刑を宣告された7人のA級戦犯のうち、ただ1人の文官であった元総理大臣・外相の広田弘毅の生涯を描いた作品。戦争防止に努めながらもその願いは必ず、戦後は「自ら計らわぬ」の生き方で一切の弁護をしなかった広田。
    人間しゃべれば必ず自己弁護が入る。結果として誰かの非をあげることになる。
    「責任を取ること」とは一切の自己弁護を排除することなのであろう。
    統帥権の独立を認めた明治憲法。そこから生まれた軍部の暴走。広田の人間性とともに、組織論としても考えさせられる1冊である。

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