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高杉良「大合併−小説第一勧業銀行−」

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    大合併―小説第一勧業銀行
    自分にとっては、第二次「経済小説ブーム」の到来である。世間で経済小説が流行っていることとは関係なく、この手の小説が読みたくなるときがある。
    昭和40年代の2つの都市銀行の対等合併の様子を描いた大合併―小説第一勧業銀行は、M&Aの勃発する昨今においても企業合併の難しさを知るのに良い作品である。企業間の合併は、今後も加速することが予想されるが、合併等は、良くも悪くも現場の第一線の従業員に苦労を強いることになる。一見、華々しいM&Aだが、果たして本当に、当該企業や従業員のためになるものであろうか。いわゆる「会社は誰のものか。」の議論を思い出す。


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