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機器への投資(2)

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    学生生活の再開、家族の増員に伴い、時間の使い方を見直す機会が多い。特に自宅にいる間は、(実際にできているかどうかはともかく)可能な限り家族との時間に充てたいと思うので、無駄な時間は、できるだけ取り除きたい。

    そこで、自分自身のなすべきことを、ある一面から2つに分けると、「まとまった時間を確保する必要があるもの」と「細切れの時間にできるもの」に区別することができる。前者は、知識のインプットやアウトプット作業に充て、後者は、いわゆる事務処理型の作業に充てることが望ましい。ところが、自身の生活を省みると、後者の作業で1日が終了してしまうことが多い。まずは、「細切れの時間にできるもの」を「まとまった時間」に行わない、という基礎的なことから改める必要がある。その方法はいくつも考えられるが、例えば、電子メールの対応を「細切れの時間」にシフトし、「まとまった時間」を確保しようというものである。

    さて、細切れの時間を有効利用するためには、モバイル環境が有効である。ノートパソコンの購入も検討するも、その予算は無いし、購入後に壊れたときの精神的なダメージが多い。また、最近のノートパソコンは軽量化が著しいとは言え、やはり、気軽に持ち歩くには、手軽さには欠ける部分がある。

    そこで昨年の秋に購入したのが、折りたたみキーボード(携帯電話用キーボード)である。(この機種は2008年5月12日をもって販売終了)

    まず、何よりも手軽である。折りたたみ時には、文庫本よりも小さいため、持ち運びは手軽。価格もノートパソコンに比してはるかに安価である。

    次に、gmailを利用していることから、webにアクセスできる環境にさえあれば、電子メールには対応できる。現在の携帯電話は、ほとんどのものがwebにアクセス可能であり、携帯電話さえあれば、電子メールの対応は可能である。今まで携帯電話による電子メール対応を妨げていたのは、文字の入力が親指による操作に限られていたためである。短い文章であれば、親指での操作も不可能ではないが、(自分の場合は)キーボードにより入力した場合よりも著しく時間を要する。これはスマートフォンであっても同様である。スマートフォンは、キーボードが備え付けられているものの、あのキースペースでは、通常のキーボードと同様のタッチは不可能であり、残念ながら、魅力的では無い。常に持ち歩いている携帯電話、それに加えて折りたたみキーボードをカバンの中に入れておく。これだけで、パソコンと同じ状態で電子メールへの対応が可能となる。

    また、副次的な効果も現れる。昨今では、いわゆる通常の電子メールと同程度、携帯電話のメールのやりとりが多い。いわゆる通常の電子メールアドレスを持たず、携帯電話ですべて対応している人も多い。こうなると、自分自身も携帯電話のメールを無視できないし、場合によっては、長文化する。折りたたみキーボードの登場により、携帯電話のメールであっても、ある程度の量の文章を書くことができるようになる。

    その他、このブログを含めた文章の作成、講義や講演のメモ、その他ちょっとした文書の作成にも利用している。ごくわずかな機会ではあるが、必要に応じてwebを見ることも可能である。

    もちろん、この折りたたみキーボードの利用は、ノートパソコンと同じではない。画面は小さく、文章はテキスト形式でしか入力できない。また、office等のソフトウェアを利用することもできない。(もっとも、それらの問題はキーボードの問題ではなく、携帯電話の機能の問題であって、スマートフォン+折りたたみキーボードで問題の一部は解決する。)しかし、それはそれで割り切っている。折りたたみキーボードを利用してもなお、細切れの時間がなお余るのであれば、その分は、他の作業に充てるべきであろう。万能ではないが、文章を作成するツールとしては十分すぎるほどである。

    現在の問題は、この折りたたみキーボードが極めて珍しく、周囲の視線が痛いことにある。カバンから取り出し、キーボードを開いた瞬間、何とももの珍しげな眼差しでこちらを眺めるのである。

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